パニック障害発症から克服までの苦痛と地獄の体験 男性 36歳 T.K.さん

学生時代に精神疾患なんて自分には関係ないと思っていましたが、社会人になって突然発症したパニック障害、私は結局、職も友人も失いました。

同じ病気で苦しんでいる方がいれば少しでもお役に立てればと思い、書き記します。

なぜ私はパニック障害を患ってしまったか?

私は仕事はコンピュータ関係の仕事をしていました。1日8時間パソコンに向きっぱなしで、人と話をすることなんて滅多にありませんでした。

さらに一番の問題は上司が自分の後ろに、自分の背中を見るように作業していたのです。つまり私は上司に背後からずっと監視されているような状態でした。背後からなので、とんでもない緊張感がありました。

さらに、少し部屋が臭いのです。これが毎日嗅いでいると、とても気持ち悪くなるのです。

この2つが重なり、私は異常な不安感、緊張感を持つようになりました。そして周りにいるすべての人の目線も気になり、狂ってしまったのです。

病気を患い、職も友人も大切な人も失ってしまいました

パニック発作を患ってから、まず通勤ができなくなりました。当時私は電車通勤をしていたのですが、電車に乗ると尋常じゃない吐き気、めまい、死にそうな不安感が襲ってきます

乗り続けることができなくなり、電車を降車、落ち着いてからまた乗るの繰り返しで、30分で行ける距離を1時間かけて出勤していました。

さらに症状が激しくなると、駅でうずくまったまま動けなくなりました。そして通勤を断念、そして欠勤を繰り返していました。結果、会社にはいられなくなり退社をして職を失いましした。

日常生活では、人のいるところには行けれませんでした。外食では店に入った瞬間に気分が悪くなり退店、買い物には平日の人が少ないところを歩くのがやっとです。

常に気分が悪いので、トイレの位置を常に気にしながら歩き、トイレが見えない所には行けませんでした。さらに悲劇は続き、この状況を周囲の友人が心配して話を聞いてくれたのですが、ほとんどの人が共感を持てず、奇人扱いをされ離れて行ったのです。

当時交際していた女性にも、なにも優しくしてあげる事ができなくなり、結果見捨てられました。助けて欲しいけど、助けを訴えれば訴えるほど人が離れていく、こんな辛いことはなかったです。

ではどうやって克服してきたか?

多くの友人を失いました。ただ私はラッキーだった事があります。それは二人だけ友人が離れて行かなかった事です。この友人は私の全てを私中心に考えてくれて、一緒に遊んでくれました。

車での移動では、私が車の中で寝れるようにスペースを作ってくれて少しでもストレスの緩和をしてくれたり、お店に入ってもトイレの位置を確認しながら誘導してくれたり、職もなくお金も無かった私に常にご飯を奢ってくれました。

一番嬉しかったのが「いつでも自分の体調のいい時に声をかけて、遊ぼうよ」「例え体調が悪くて都合がキャンセルになってもいいから、どんどん誘ってね」と言ってくれたことです。私は安心してこの友人に身を預け、体調を取り戻していきました。

パニック障害を通じて得たものがあります

こうして2人の友人に約2年という長い期間支えてもらい、それが少しずつのリハビリになり、そして当たり前のように外に出て一般的な生活を送れるようになりました。

私を支えてくれたこの友人は今でも親友です。そしてこの病気を発症したことによって得たのも、それは「本物の友人を見つけることができた」事です。

上っ面だけの付き合いの友人か、本物の友人か?日常生活で見分ける事は難しいと思います。ただ、パニック発作のおかげで、本物の友人「だけ」が残ってくれました。

今でも心の底から困っている時に相談できる友人、裏切らない友人を見つけることが出来ました。だから私はこの友人を大切にしようとこれからも思い続けます。

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