これがパニック障害か!押し寄せる不安・恐怖と気づかないストレス 男性 40歳 Y.S.さん

まるで何かが体にのしかかってくるような、何ともいえない不気味な感覚とともに体に現れる症状。

最初は全くわけもわからず、病気なのか何なのかもよく分かりませんでした。

しかしそれがいわゆる「パニック障害」というものだと知ったのは後になってのことでした。

これは心理的なパニックなのか

最初にそういう症状がでたのはいつだったのか、それさえもよく分かりません。症状が出る前兆みたいなものにはっきり気づいたのは、わりと後になってからのことです。

まず何だか気分が重くなるような、不安なような、ドキドキするような何とも言えない気分。でもそれは、単なる「気持のムラ」みたいなものなんだろうとしか思っていませんでした。

それは日常的によくあることだったし、自分はそういう性格なんだ、とだけ思っていたのです。しかしそれが強い時には、ヘソの左あたりがいつも張っていて、やがて胸、そして心臓がドキドキするような状態にまでなっていました。

そしてそれと共に不安感が激しく高まり、何とも言えない、いてもたってもいられないような、そこから逃げ出したいような状態になりました。そんな状態になったことがとてもショックでしたが、それでもこれは何か心理的なものだろう、と思っていました。

初めて知ったパニック障害という名前

しかし振り返ってみると、まるで息がつまりそうな胸の状態、そしてその前に訪れたお腹のはりや動悸とともに、首が締められる様な緊張感と極度の急激な肩こりを感じていることにも気づきました。

それでふと、これはいわゆる「自律神経失調症」なのではないかということが頭をよぎりました。インターネットで調べたところ、やがてパニック障害という言葉に辿り着きました。

その時初めて聞く言葉でした。同じ様な症状で悩んでいる人、もっとひどい人がたくさんいるんだなということに、その時初めて気づきました。

症状が出るタイミングと傾向

それ以来、自己観察と、どうやってこの症状を治していこうかという模索が始まりました。

そして昔から、その前兆の不安感やお腹の張りはあったことを思い出しました。ただ、どんな時にその症状や前兆が出るのか、ということが結局わかりませんでした。ストレスのせいだということがよく言われています。

確かに、大きなストレスを抱えていたことも事実ですが、そのことを忘れていて、元気にしているつもりの時でも、お腹が張ってきたり、胸がドキドキするようなことはありました。

だから必ずしも、単純にストレスを感じたから出る、というものでもなさそうに思っていました。

ある治療家に指摘された心の中の見えない部分

病院に行くことには、とても抵抗がありました。自律神経失調症とかで薬を飲む事になると、副作用が出たり、あるいは薬に依存しなければいられなくなる可能性がある、という話をよく聞いていたからです。

そこで、ある東洋医学系のセラピストを訪ねることにしました。以前から少しだけ付き合いがあったので、この機会に相談しました。すると、ストレスといっても、必ずしも自覚しているものばかりとは限らない、というようなことを言われました。

自分では気づいていないようなことがストレスだったり、たとえばいつも無意識のうちに「いい子」でいるような子は、本当は無理をしているんだ、というような話でした。いい子でいるために、本当は悪いこともしてみたい自分を隠している、隠しているから、そのストレスにも気づかないだけだ、と。言われてみると、なるほどそうかと思いました。

心理セラピーを受けてみた

とは言っても、やはりその症状をよくするためにはどうすればいいのか分かりませんでした。そうしているうちに、ある心理療法家のことを知りました。

非常に経験豊富な人のようで、本も出しています。3時間ほどかかるくらい遠くにある治療院ですが、思い切って、行ってみることにしました。1回だけでも集中セラピーみたいなものが受けられるということです。

そこでも、先の東洋医学系の治療家の人に言われた様なことを言われました。そして、自分らしく日々を過ごすには…というような話もして、あとは催眠療法みたいなものを受けました。

はっきりいって、その反応はよく分からないというのが正直な所でした。ただ、遠くまで思い切って受けに行った、ということに満足感はあったのかもしれません。

結局良くなったのかどうか

しばらくは、その満足感みたいなものに浸っていましたが、それでも、お腹の張りやドキドキ感はしょっちゅうありました。そしてパニック障害そのものの症状も結局何度か出たのです。

それもまたショックではありましたが、ただ、心のどこかで、以前よりは大丈夫、という思いもあったように思います。東洋医学の治療家に言われたことが心に残っていたからだと思います。

そのせいか、その後はそこまでひどい症状はあまり出ないようになりました。かといって、完全に治ったかどうかはわかりません。病院で診断してもらったわけでもないですし。

またいつか突然出てくるかもしれないし、お腹や胸の症状もあります。ただ何となく、それがすぐ、パニック障害の激しい症状として出てしまうようには、しばらくはなっていません。

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