パニック障害はどんな病気?原因は発作時の脳内異常!

パニック障害は思いがけないときに突然、動悸や息切れ、強い不安を伴う発作が現れる病気で、100人に1人はかかるという、誰にでも発症しうる病気です。

きもちの問題と片付けられてきましたが、近年、原因として発作時の脳内の異常があると指摘されるようになってきました。

パニック障害のリスクファクターは3つ

パニック障害はなりやすい人の傾向があります。「女性」「若年者」「一親等(両親や兄弟)にパニック障害の患者がいる」の3つです。

血のつながった家族が患者かどうかでリスクが高まることから、先天性の何らかの遺伝子異常から体の異常が生じている可能性が考えられてきました。

パニック障害の原因は脳の異常だった!

パニック障害への研究が進むうちに、発作時に脳が通常とは異なる働きをしていることがわかってきました。

その異常により、不安な気持ちの処理がうまくいかないことが発病に関わると考えられています。不安な気持ちの処理は神経伝達物質と呼ばれるノルアドレナリン、セロトニン、ギャバなどによって行われていますが、患者さんの脳内ではその物質の分泌が過剰もしくは低下する、もしくは物質を受け取る受容体に異常が出ると考えられています。

現在、異常部位と考えられている部位は大脳、大脳辺縁系、青斑核・視床下部の3つで、この3部位はお互いネットワークを構成して、機能を調整しあっています。

大脳、大脳辺縁系、青斑核・視床下部の役割と機能異常時の症状について

大脳はヒトの思考や意思決定を司る部位です。

パニック障害の患者はこの部分の異常のため、不安を回避する行動が生じるとされます。大脳辺縁系はヒトの動物としての本能的な不安を司る部位です。パニック障害の患者はこの部位の異常で、常に不安な気持ちが続くものと考えられています。

青斑核は人体における警報装置の役割で、危険を察知すると、視床下部に情報を送ります。視床下部はその情報を受け取ると、危険に対する全身の反応を起こすように命令を出します。

パニック障害では危険に何もさらされていないのに青斑核が視床下部にシグナルを出し、視床下部からの誤った命令で患者は冷や汗、心拍数の増加(動悸)、呼吸数の増加(息切れ)を起こしてしまいます。

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