パニック障害は治るのか?不安や恐怖の気持ちを抑える方法とは? 女性 35歳 T.K.さん

「パニック障害」とはパニック発作という急性の強い不安の発作を繰り返す病気です。

恐怖や不安などに反応する神経伝達物質である「ノルアドレナリン」と興奮を抑え幸せを感じ取る「セロトニン」のバランスが崩れることが原因ともいわれています。

このあまり聞きなれない病気に自分がなるとは思いもしませんでした。

パニック障害になるきっかけ

私がパニック障害になったのは30歳の時です。夫の仕事の都合で新婚で全く知らない遠方の土地に引っ越すことになりました。

子どももいなかったので日中は一人で過ごしていました。夫は仕事が忙しく平日の夜も遅くに帰宅して、休日も仕事という日が重なり、私は誰も知らない土地で孤独を感じながら生活をしていました。

もともと、性格も内向的で外に出るタイプではなく家で過ごしていたのも原因かもしれません。そんな生活を半年ほど続けていたころ、ある日、買い物に行ったスーパーで突然、めまいがして倒れてしまったのです。

その時は、スーパーの医務室で横になり事なきを得たのですが、それから「外で倒れるのではないか」という不安感が出るようになりました。

症状が強く出る時

その後、病院へいき検査してもらったのですが軽い貧血があるくらいでした。

しかし、その日を境に不安感や恐怖感などが増してきて、何でもない日常生活を過ごすことが怖くなってきたのです。特に症状が強く出るのは一人で行動するときです。

「何かあったらどうしよう」という不安な気持ちが押し寄せてきて、スーパーなどで買わなければいけないものを忘れてしまい家に帰ることもありました。車で遠くのスーパーなどに行くこともあったのですが、パニック障害になってからは「運転中に何かあったら困るから怖くてできない」と思い、運転も極力控えることになりました。

ほかにも、暑くもないのに突然のぼせたり、平坦な道を歩いているのにふらふらとするめまいを感じたり、風邪を引いたわけでもないのにずっと微熱が続いたりしていました。「自分でも何かがおかしい」と感じてネットで調べた心療クリニックに行ったところ「パニック障害」と診断されました。

パニック障害と診断された後の生活

病院で処方された安定剤を飲みながら、通販サイトで購入した「あるがまま」という森田療法というものを実践してみました。例えば、発作が急に起きても「今は発作が起きているんだ」と焦ることなく冷静に対処し、ほっておけば時期におさまるだろうという気持ちで過ごします。

また、自宅近所から少しずつ一人で行動できる範囲を広げていきます。これは認知療法というもので、いろいろな場所で発作が起きても「大丈夫」という訓練をし脳に刻み込んでいくのです。

時折、激しい発作に「もうだめかもしれない」と思う日もあったのですが、そんな時でも、大好きな芸能人や実家で飼っている犬のことを思いだすようにして気をそらせることに集中しました。「発作が自分の横を過ぎ去っていく」のをただ待つのです。

同じ病気で苦しんでいる人へのアドバイス

パニック障害と診断されてから5年という月日が経ちましたが、いまだに疲れがたまってくると発作が起きることもあります。

そんな時には「今、自分は疲れているんだ」と感じて休養を取るようにしています。完治というのは難しいので、パニック障害と付き合っていくつもりで生活していくのが良いと思います。

私の経験上、無理に治そうとすると悪化する傾向があるので気を付けてください。

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