薬頼みのパニック障害治療!それでも精神的な強さは必要! 男性 39歳 T.Y.さん

パニック障害と診断されて以降、心療の先生からの処方されていた薬は、特に何の疑いもなく服用し続けていました。

確かに一つの薬は非常に良く効き、あれだけ体調的もに精神的にも酷い状態だったのが、たった一回その薬を飲んだだけで嘘の様に快調になり、また、説明を受けていた様な副作用もなく、あの当時の自分にとってはまさに夢の様な薬だったのです。ただ、良い事ばかりではなかったのです。

順調だった通院治療

発病から通院までの流れは、特に例外的な症状が出たり命の危険が伴う様な事はなく、自分以外のパニック障害の患者さんとそれ程変わりはないものと思われ、通院治療から症状の収束までも特に問題はなかったと思います。

最初の診察で説明を受けた通りに、大体4か月位で服薬も終わり、それと同時に先生の方からも「通院はもういいでしょう」と言うお墨付きをもらいました。6月に発病して11月の頭で通院が終わりましたが、それ以降は調子も良く、不安で一杯だった夏前からは想像出来ない様な平和な年末年始を送る事が出来ました。

一度は治ったと思ったのに

最後の通院から5か月ほど経った3月の中頃、風邪の様な症状が出て数日間寝込んだのですが、風邪薬もまったく効かず、一向に治る気配がないと言う状況が続いたのでした。会社を休み続ける訳にもいかないので、病状が多少マシになった頃合いを見て会社に行き始めましたが、午前中は平熱よりも少し高め程度の体温がほぼ毎日同じタイミングで上昇しだし、どんな状況でも37度5分程で止まると言う、おかしな症状が出始めたのです。

熱の上がり方や、ある程度以上熱が上がらないなど、これは風邪の症状ではないと思い色々と考えましたが、パニック障害の症状で熱が出たり、生活のサイクルで症状が変化する事があるのを思い出し、試しに残っていた心療の薬を飲んでみる事にしました。

考えは当たっていた様で、風邪薬を飲んでも一向に改善されかなった症状が、ものの30分程でスッキリしていきました。やはり、パニック障害が再発していたのです。

その日の夕方、ガックリと落胆しつつも現状を改善する為に、再び以前通院していた心療内科の扉をくぐる事にしました。

落胆しつつも気が楽に

再び訪れた心療の診察で聞かされた事は、風邪をひくとパニック障害の症状が出やすくなると言う事です。

確かに以前の診察でも聞いた様な気がしますが、私は夏場に風邪をひく事は絶対に無いと思っているので、すっかり忘れていた様です。原因がわかれば対処は簡単で、以前と同じ事を繰り返せば良い訳であり、一度は実践している事なので、再発した事を落胆しつつも先の治療に対して楽天的に考えていました。

しかし結局、この後5年間にわたって服薬を続ける事になるのでした。

三歩進んで二歩下がる

結局、再び服薬治療となる訳ですが、薬の種類も飲み方も前回と同様で、そのまま何の問題もなく再び通院終了までいけるものと、自分も先生も思っていました。

だがしかし、残念ながらそうはならず、薬の量を減らすと体調が悪化しまた薬の量を増やす、その繰り返しを延々と続ける事になっていったのです。

また、体調の悪化の仕方も前回とは違い、ありとあらゆる部分が様々な症状を引き起こし、自分の体調に全く自信が持てないと言う、酷い状況に陥ってしまったのです。もちろん、薬を飲み続ければ普通に生活出来るのですが、さすがにそう言う訳にもいきませんので、体調と相談しながら色々と試す日々が続きました。

最終的には、薬を飲む間隔は効き目の持続時間を優先し、食事とは全く関係ないタイミングで飲む様にし、量の減らし方も1/4づつに細かく割って減らすと言う、非常に繊細な配慮をするにまで至りました。

その甲斐あって、現在は薬を飲んでいませんが、そうなったのは会社を辞めてからなので、環境の変化も効いたのかもしれません。

効き過ぎる薬の弊害

心療の薬を服用するのは、パニック障害になってからがもちろん初めてなのですが、副作用以外にも減薬症状や退薬症状と言う、薬を止めていく際に生じるマイナス面がある事も今回初めて知りました。

私が処方された薬の中には、実は酷い減薬症状や退薬症状を引き起こし、アメリカでは裁判沙汰にもなっていると言う薬もあったのですが、そう言ったマイナス面の情報は全てネットで検索して知ったものです。

自分にはとても良く効いた薬なので今回も処方してもらいましたが、そう言う薬の情報を先生が教えてくれなかったのも、治療が長引く原因のうちの一つではと思っています。「よけいな情報をあたえるのは治療の妨げになるから、あえて言わなかった。」と言う説明を後に受けましたが、知らないからこそそのような症状が出た時に、より一層不安になってしまったと言う事は、間違いなくあると思います。

それとも、自分が気にし過ぎなのでしょうか?(先生にはそう言われました)

それでもやっぱり根性論

パニック障害の治療は服薬が中心で、気合で乗り切ると言った「根性論」的なものは論外とされている様です。

ただ実際問題として、薬を止めていく段階では多少なりとも気合的な要素が必要となっている訳で、それらを全く必要なく治療出来ますよと言う謳い文句を掲げているHP等を見ると、とても疑問に感じてしまいます。

結局のところ、最終的にはパニック障害の治療と言うよりも、薬を絶つ為の戦い的な感じであり、薬を飲みつつも、ひたすら気合で退薬症状に勝ったと言う終わり方でした。私は自分がかかった心療の医院の事しか知らず、他の所ではどの様に治療を進めていくのかわかりませんが、薬だけに頼らず、もう少し精神的な面を強くする様な治療をして頂きたかったなと思っています。

(その辺りがわからないから発病したとも言えますし、そうする事で自分の場合は、治療期間が短くなったのではと思っています。

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