徹底解説!パニック障害を治す4つの方法は?

日常生活にも大きな支障をきたすパニック障害。いつ襲ってくるかわからないパニック発作におびえ、外出もままならない。

そんなこの疾患は特に学生や社会人などにとっては人生設計にもかかわる大きな問題です。人生を左右する事にもなりかねないこの疾患。なんとか克服したいですよね。

これからパニック障害を治す方法について具体的に解説します。

心配しないで!パニック障害は克服できる病です!

パニック障害とは、簡単に言えば「過剰な心配性」になっている状態を言います。不安や恐怖というのは脳内の神経伝達物質と深い関係がありますから、そこを薬で補いながら、少しずつ成功体験を重ねていきます。成功体験を積み重ねていくことによって、不安や恐怖はやがて「なんでもないこと」になっていくのです。

治療期間は個人差がありますが、パニック障害は克服できる病です。ご安心ください。

パニック障害の治療法とは?複合的アプローチが効果的!

パニック障害の治療には複数の段階があります。また、様々な治療法を組み合わせて複合的に行っていきます。各段階で適切な方法を用いていくことで治療期間を短縮することができ、社会復帰までの道のりもずっと少なくすることができるのです。

具体的な治療プロセス

一般的にはパニック障害を治すためにたどるのはこのようなプロセスです。

  • 向精神薬の内服
  • 精神療法(行動療法など)
  • 生活改善
  • 向精神薬の減薬

まずは薬物を服用し、精神を安定させます。その後徐々に行動療法などを行い、成功体験を積み重ねていきます。同時に、パニック障害が再発しないような生活習の改善を目指します。ここまで行けばあと一歩。服用していた精神薬を少しずつ減らしていき、服薬を完了させます。

これで晴れてパニック障害の治療は終了です。

恐怖をシャットアウト!薬物療法!

治療の第一歩は薬物を使用し、精神状態の安定を図ることです。その際使用するのは主に2種類の薬です。

抗不安薬

過敏で興奮状態にある脳の活動を抑制してくれるのが抗不安薬です。抗不安薬には様々な種類がありますが、パニック障害では「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる薬群が用いられることが多いです。

抗不安薬には即効性あり!

抗不安薬の良いところは即効性のあることです。そのため、パニック発作時や予期不安時に服用することで、すぐに精神状態の改善効果が期待できます。

抗うつ薬(SSRI)

抗不安薬と並行して抗うつ剤の服用を行います。うつ病でもないのに?と疑問を感じましたか?実はうつ病とパニック障害に共通している点があります。それはセロトニン不足です。

SSRIの仕組み

SSRIとは選択式セロトニン再取込み阻害薬という薬の略字で、昔からある抗うつ剤とは作用の仕方が異なっています。セロトニンは様々な刺激を脳内に伝えるための物質のひとつです。伝達時には同時に脳内に吸収されてしまいます。

SSRIは、セロトニンが脳内に回収されるのをブロックしてくれます。その結果、セロトニンの量を増やす効果を持っているのです。

SSRIが効果を発揮するまでは時間がかかる

SSRIは徐々にセロトニンを増やしていく薬ですから、効果を実感できるようになるまでには時間がかかります。抗不安薬は服用後30分程度から作用しだしますが、SSRIでは約1カ月程度かかります。

SSRIが効果を発揮するまでの補助手段として抗不安薬を服用するケースが一般的です。

成功体験で自信を付ける!精神療法とは?

薬物によって精神の安定が図れるようになってくると、次のステップとして精神療法を行います。これはいわば実践訓練です。

認知行動療法

パニック障害を発症している状態では、物事の認知にゆがみが生じています。実際の行動によってその認知のゆがみを矯正するのが認知行動療法という精神療法です。パニック障害のみならず、人格障害やうつ病などでも用いられる非常に効果の高い治療法です。

認知行動療法の方法

パニック発作が起こった状況を再現し、発作が起こらないという成功体験を積み重ねることによって「○○でも発作は起こらない=怖くない」という自信を取り戻すことがこの治療法の仕組みです。
薬物療法を継続しながら、少しずつそのハ―ドルをあげていきます。

低いハードルから始める

行動療法のポイントは、ハードルをできるだけ低くすることです。達成可能な目標を設定し、それを確実にクリアしていくことが重要なポイントとなります。この成功体験によってパニック発作に対する恐怖心に打ち勝つことができるようになるからです。

生活改善も大切!健康な脳を作る!

服薬や行動療法によって少しずつ社会復帰への道が見えるようになってきたら、パニック障害を再発させない工夫をする段階に入ります。

パニック障害はストレスが大きな原因を占めています。心と体にかかる負荷が強すぎたため、限界を超えてしまった結果、発症するのです。せっかくパニック障害を治療しても、これまでと同じ生活を続けていては、いずれまたパニック発作を起こす可能性が非常に高いのです。

セロトニンを増やすには?

パニック障害の予防にはセロトニンが十分に分泌されることが必要です。セロトニンの分泌量を増やす生活の工夫を紹介します。

  • 朝日を浴びる
  • 早寝早起き
  • 軽い運動
  • トリプトファンの摂取(肉・大豆・乳製品など)

自己判断は禁物!減薬は慎重に!

パニック発作に対しての恐怖が薄らぎ、自分の行動に自信がついてきたらゴールは目前です。最後のステップは、これまで服用を続けていた薬からの卒業です。実はここには大きな危険が潜んでいます。

必ず医師の指示に従う

抗不安薬や抗うつ薬の量を減らす際は必ず医師の指示に従ってください。向精神薬には依存性や耐性が生じやすいため、急な断薬を行うと離脱症状に苦しめられる可能性があります。ゆっくり時間をかけて徐々に内服量を減らしていってください。

治療期間は?あせらずじっくり!

残念ながら、パニック障害の克服には年単位を要するケースが少なくありません。特に、行動療法時や減薬時に一進一退を繰り返すケースがよく見られます。

1日1歩!

そんな時には挫折感や無力感を感じるかもしれません。ですが諦めないでください。パニック障害の治療はこのような「3歩進んで2歩下がる」治療法なのです。それでも1歩は進んでいます。焦らずあなたのペースで大丈夫ですよ。

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