発作に負けない!パニック障害でも電車に乗れる方法!

パニック発作を起こしやすい場所、それはダントツで電車内です。それゆえ、電車に乗れないという困難を抱えている患者も多くいます。どうして電車内では発作が起こりやすいのでしょうか?また、電車に対する恐怖を克服する方法はあるのでしょうか?

これから紹介する方法を行っていけば電車に対する恐怖を克服することができます。ただし、その際は自分一人で行うのではなく、医師と協力しながら進めていくことが条件となります。まだ受診をされていない方はまずは精神科や心療内科を訪れてください。

パニック発作の起こりやすい場所!それは閉鎖空間!

パニック発作はある日突然訪れます。時間や場所を問わず、何の前触れもなくやってくるのです。ですが、発作が起こりやすい条件があります。それは閉鎖空間です。

閉鎖空間とは?

閉鎖空間とは閉じられた空間のことです。物理的に閉じ込められているだけでなく、容易にその場から離れられない状況も含みます。人間はこのような閉ざされた空間や状態に本能的に恐怖を感じるようにできています。逃げ場のない場所とはそれだけで十分なストレスということができるのです。

電車が怖い!その理由とは?

パニック発作が起こりやすい場所として、電車やバス、エレベーターや、行列、映画館などがあります。どれも閉鎖空間といえる場所です。そのなかでもとりわけ電車内での発作は群を抜いて多く体験されています。どうして電車なのでしょうか?

電車の特徴

電車内でのパニック発作は主に通勤通学時に起こります。その理由はなぜでしょう?

  • 車内の混雑による圧迫感
  • 快速などで一区間が長い
  • 時間的な焦り
  • 駅につかないと車内から降りられない
  • 職場や学校に対するストレスや疲労

このような理由によって、電車内というのは非常にストレスを高める要因となっています。パニック発作はストレスが限界を超えたときに引き起こされますから、電車内というのは非常に発作が起こりやすい状況であると言えるのです。

電車に乗れなくなるのはなぜ?

一度パニック発作が起こると、次の発作を恐れるようになります。これを予期不安といいます。電車というのは駅を出たら次の駅まで降りることはできません。それがたとえ数分間であったとしても、その時間に発作が起きないとは限らないのです。特に、初回の発作を電車内で起こした人にとっては「電車=発作」という強烈な結びつきができています。パニック障害を抱える人がとりわけ電車を恐れる理由はココにあります。

電車に乗りたい!克服の方法があった!

電車に乗れないのは人生問題になる

しかし、移動手段の主流が電車である場合、電車に乗れないことは社会生活を送れないことを意味します。これは人生にかかわる大問題です。社会人でしたら職を失う可能性があります。学生ならば留年や退学なども考えられます。電車恐怖は克服しなければならない大きな課題と言えるのです。

電車恐怖は克服できる

電車に対する恐怖は克服することが可能です。これから具体的な方法を紹介します。ただし注意点があります。実行する前に必ず医師の診察を受けてください。なぜなら、医師からの処方薬がほぼ必須アイテムと言えるからです。また、パニック障害であるという確定診断を受けることは、この疾患と向き合う上でも非常に重要なのです。

成功体験を自信に!行動療法の効果とは?

電車恐怖を克服するには行動療法が非常に有効です。パニック障害における行動療法とは、実際に発作時の状況に身を置き、発作が起きないことを確認することで恐怖を克服する方法です。

実行する前に必要なこと

行動療法はパニック障害克服には非常に効果が高いと言えます。ですが、行動療法に移る前にやらなくてはいけないことがあります。それは薬物療法です。抗不安薬や抗うつ剤などの服用によって、脳内をパニック発作が起こりにくい状態にまでもっていく必要があります。医師の協力が不可欠なのはこのためです。

無理をしない!最初のハードルは低く!

向精神薬の内服によって精神状態が安定したらいよいよ行動療法を始めてみましょう。ここでとても重要なことがあります。それは絶対に無理をしないことです。

最初のゴールは簡単なものに

行動療法は時間をかけて恐怖を克服する方法です。小さなゴールをいくつも設定し、それを確実にクリアしていくことが自信につながるためです。ですから、最初の目標は容易に達成可能なものである必要があるのです。具体的な進め方はこのようになります。

  • 普段電車に乗る時間に合わせて身支度をする(家を出る必要はありません)
  • 普段電車に乗る時間に合わせて家を出る(途中で引き返してかまいません)
  • 駅まで行く(構内に入る必要はありません)
  • 駅構内に入る(改札まで行かなくても大丈夫です)
  • 改札をくぐりホームまで行く(まだ電車には乗らないでください)
  • 電車を見る(車内に入る恐怖が薄くなるまでは電車に乗ってはいけません)
  • 電車に乗る(各駅停車の電車に乗ってください)一駅で降りる
  • 乗車時間を徐々に長くする(決して無理をしてはいけません)
  • 快速電車に乗る(初めは必ず一区間で降りてください)
  • 徐々に区間をのばし、目的地まで行けるようにする

電車恐怖に対する行動療法はこのようにいくつものハードルを越えていくことになります。目の前のハードルがクリアできない状態で先に進んではいけません。また、調子がいいからと言って、一日にいくつものステップを勧めてしまうのも危険です。ゆっくり焦らず着実にゴールを目指していってください。

これはあくまで一例ですから、ご自身で達成しやすい目標設定を行っていってください。

諦めない!一進一退が当たり前!

行動療法の効果は直線的には現れません。一進一退しながら進んでいくことが普通です。それに合わせて精神状態も変化していきますから、医師と連携しながら内服薬の量を調整していく必要があります。

できたことに注目する

行動療法を行っていくうえで一番大切なのは焦らないことです。時間がかかるのは当たり前なのです。結果を焦ることは電車恐怖の克服の大きな妨げとなります。できなかったことではなくできたことに目を向けてください。

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