パニック障害でも仕事をしたい!気を付けたいポイントは?

パニック発作はいつ襲ってくるかわかりません。その恐怖によって社会生活に支障をきたしている人は大勢います。ですが生活していくには仕事(お金)が必要ですよね。

パニック障害を抱えながらでも仕事をすることは可能なのでしょうか?検証しました。また、パニック障害を抱えながらでも就業する際のポイントも紹介します。

パニック障害でも仕事はできる?向く仕事と向かない仕事はコレ!

パニック障害でも仕事はできる

結論から言えば、パニック障害を抱えながらでも就労は可能です。もちろん仕事をするにあたってはいくつか気を付けなければいけない点があります。ご自身の適性や得意分野・現在の症状によって異なりますが、就労を諦めてしまうのは早計と言えます。

パニック障害に向いている職場

パニック障害を抱える人に向いている仕事や職場の特徴です。

  • 業務の幅が限られている
  • 仕事量や納期をある程度自己調整できる
  • ワーキングママなどが働いている
  • デスクワークなど、1人で業務を行える
  • 頻繁な飲み会などがない
  • パーソナルスペースが広い

上記のように、ある程度自己コントロールが可能な仕事内容や量であることが望ましいと言えます。また、育児や介護と両立している同僚がいるということは、急な休みや遅刻早退に対しても柔軟であると考えることができます。自分のスペースが保たれ、閉塞感を感じにくい環境でならパニック障害を抱えながらでも就業可能と言えます。

パニック障害に向かない職場

一方、パニック障害を持つ人はこのような職場環境は避けるべきです。

  • 臨機応変な対応が必要
  • 接客業
  • 残業や休日出勤が多い
  • ライン作業などの追われるような仕事
  • 休み時間の過ごし方などに暗黙の了解が多い
  • 自由に離席できない

パニック障害患者はそうでない人と比べると不安や恐怖に非常に敏感になっています。ですから、自分のペースではない仕事は基本的には適していません。次に何が起こるかが予測できない環境はなるべく避けるほうが無難です。

まずは医師の判断を仰ごう!就労可否の境界線とは?

現在の仕事を続けるにしても、転職するにしても、まずは担当医師に就業の可否を判断してもらう必要があります。自分では大丈夫だと思っていても、客観的には就業が難しいケースはあるのです。治療には休職や転職などが必要な場合もありますから、医師の判断を得ることが先決です。

就業可否の判断基準

一般的に医師の判断基準はこのようなものです。

  • パニック発作が落ち着いた状態であるか
  • 本人に就業の意思があるか
  • 生活習慣が整っているか
  • 通勤手段などに問題がないか
  • 職場の理解があるか
  • 業務の負荷が重すぎないか

医師は上記のように、個人の症状や気質、職場の環境などを総合的に判断して就業可否を決定しています。

知られると不利?職場には伝えるべき?

さて、仕事をするにあたって重要なことがあります。それは病状を職場に伝えるか否かです。特にメンタルヘルスに関しては非常に難しい選択と言えます。病名を伝えることで不利な立場に追い込まれる可能性が否定できないからです。

基本的には伝えた方が良い

基本的には健康状態は正直に話す方が長い目で見れば双方にとってメリットが大きいと言えます。職場には従業員の健康に配慮する義務がありますから、健康を害している社員に過度な仕事を与えることは労災につながるリスクがあるためです。

パニック障害患者にとっても、自分の状態に配慮してもらえるため病状の悪化を防ぐことができます。総合的にみると隠すよりはカミングアウトした方が正しい選択と言えます。

職場の理解はどうか

ですが、注意すべきポイントに職場の理解があります。もしあなたの職場が病気や育児や介護などに対する理解がない場合、不用意なカミングアウトはお勧めしません。特に精神的な疾患は目に見えないため、理解されにくい特徴があるからです。人事上の不利益を被る可能性のほうが高くなります。

現職を続ける場合、医師と十分に相談の上、職場への報告の有無を決めてください。

発作を防ごう!職場で気を付けるポイント!

仕事をしていくにあたって、一番の不安要素は就業中の発作です。仕事中は特に発作に対する恐怖が高まりますから、より発作が出やすい状況になることはお判りでしょう。パニック発作を起こさないために、職場で気を付けたいポイントをまとめました。

  • 抗不安薬を常備する
  • ひとりになれる場所を確保しておく
  • 可能な場合、上司や同僚にカミングアウトしておく
  • 可能な場合、自分の作業場所を出入り口付近にしてもらう
  • 気分転換できるもの(飴やガムなど)を常備しておく
  • 仕事に集中する
  • 通勤も含め、時間に余裕を持ったスケジュールを組む

などがあります。

発作が起こっても大丈夫という安心

パニック発作は発作に対する不安から起こります。発作が起こっても大丈夫な環境を整えることや、発作のことを考えなくて済むことが大切です。

仕事中に発作が起こったら?すぐにできる対処法!

そうはいっても、発作はいつ起こるかは誰にもわかりません。もし就業中に発作が起こったらどうしたらよいのでしょうか?すぐにできる対処法を紹介します。

  • 抗不安薬を服用する
  • ひとりになれる場所に移動する
  • 大きくゆっくり深呼吸する
  • 発作では死なないと言い聞かせる
  • 発作はすぐに治まると言い聞かせる
  • 可能な限り楽な体勢をとる
  • 冷たい水を少量口に含む

まずは落ち着ける環境へ移動

パニック発作は非常に激しいものですから、周囲の人の動揺も大変大きくなります。不要な心配や迷惑をかけないためにも、できるだけ速やかにその場を離れましょう。次いで抗不安薬を服用します。これだけでも発作には十分効果があります。焦らず発作が落ち着くのを待ちましょう。

休職や退職してもいい!社会福祉制度を知っておこう!

もし、現職に留まることが困難になった場合に備えて、社会福祉制度を知っておきましょう。病院のソーシャルワーカーやハローワークなどで事前に情報を得ておくと安心です。例えばこのような制度があります。

  • 失業給付
  • 傷病手当金
  • 精神障害者自立支援制度
  • 特定離職者救済制度
  • 雇用促進住宅
  • 生活困難者救済制度
  • 障害者認定
  • 生活保護

福祉に頼るのは恥ずかしい事ではありません

せっかくこれまでまじめに働き納税をしてきたのです。このような福祉に頼るのは正当な権利であり、恥じるべきことではありません。当初からあてにすることはいけませんが、いざとなった時の助け舟があることは病状の安定につながります。上手く利用し、早期の社会復帰を目指してください。

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