MRIに入ってパニックに!?閉所恐怖症が原因? 男性 53歳 T.S.さん

男性53歳の会社員です。30代の頃北海道に転勤し、北海道内を車を運転しての営業回りが主な仕事でした。

それまでは自分にパニックが起こることは考えたこともありませんでしたが、パニックは思いもよらないところでやって来ました。

出張先でのパニック

春先の忙しい季節に、いつものように私は札幌から帯広に車で向かいました。特に体調も悪くなく、現在のような高速道路の無い時代に山道をノンストップで約4時間を運転し、ようやく帯広市内に到着しかけた頃、身体に異変を感じました。

それは、話には聞いていましたが、自分が見ている範囲のものがすべてグルグルと回っているのです。目が回る、とはよく言いますが、これがその「目が回る」だったのでしょうか。

こんなことが自分の身に起こるなんて、と、私は半パニック状態になりながらも得意先の駐車場からなだれ込むようにして得意先宅のドアを開け、気持ち悪くてどうしようもない状況のままお客様を呼び、兎にも角にも横になりたくて廊下で横にさせていただきました。

しかし、今度は天井がグルグル回り出し、嘔吐したくなり、トイレに行きリバースしました。

お客様は普通ではない私の様子を見て、脳神経外科を受診するすることを勧めてくださり救急車を呼び病院に連れて行ってもらいました。

脳神経外科での出来事

病院での待ち時間の間に少しずつ落ち着き始めた私は安心して眠りにつこうとしたところ、お医者さんから呼ばれ、MRIを先に撮ってもらいますと言われたままにMRIの部屋に向かいました。

当時の私はMRIがどんなものかも知らずに指定の服に着替え、金属類を外して待っていると看護婦さん(当時の呼び名)が来て部屋に誘導され、ベッドに横になるように言われました。

言われるままにベッドに横になると、看護婦さんは私の腕をベルトで固定し、次に頭を固定し始めました。おいおい、と、思っていたら、いきなりベッドを機械の穴の中に押し込み、「すぐ終わりますからね?」と言って部屋を出ていったのです。

パニックスタート

狭いところがダメな私はこの自分が置かれた状況を冷静に見つめようとしましたが、脈拍は明らかに高くなり、あぶら汗が出始め、これはまずいと、動こうとしましたが動けません。

えー!?暴れてみたものの狭いのとベルトで固定されているので可動域は小さく、私は「看護婦さーん!看護婦さーん!」と何度も呼びました。

が、それも無駄な努力に終わり、誰も助けに来てくれません。その頃には呼吸も薄くなり始め、過呼吸にも似た症状も出始め、自分を落ち着かせることしたか考えませんでしたが、周りから聞こえてくるガガガ、ガガガ、という機械の音に合わせてリズムを取り、歌を歌うことにしました。

なかなか合う歌はありませんで、何を歌ったかも覚えておりませんが、25分くらいをそれでどうにか乗り切りました。

看護婦さんの一言

終わって乳質して来た看護婦さんは私の汗だくの様子を見て、「閉所恐怖症でした?先に言えば良いのに。」と一言。普通なら怒るところですが、体力も限界の状況の中では苦笑いするのが精一杯でした。

それからというもの、MRIに入るときには対策を打つことにしました。①少しでも広めの穴のあるMRIの病院に行く。②目をつぶる。この②は、2回目のMRIの時に覚えました。

担当の看護師さんが、私に向かって「男ですか?」と質問して来たのです。「え?そりゃあ男ですよ。」と、当たり前に答えたところ、「では、男なら終わるまで目を開けないでください。

出来ますね!絶対開けちゃダメですよ!」と、念を押されながらも私は「わかりました。」と、答えて目をつぶりました。するとどうでしょう。

目をつぶっても穴に入る瞬間はわかりますから気分の良いものではありませんが、前回より落ち着いているのがわかります。これはいけそう!と、目に力を入れてつぶり、今回は何かあった時の呼び鈴も渡されたこともあって、とうとう最後まで落ち着いて終わることが出来たのです。

対策の進化

上手く乗り切ることに成功しましたが、目をつぶっていても、いつ開けてしまうか気が気でないところもありましたので、またその次からのMRIの時はアイマスクを持参することにしました。

それでも、いつ倒れるかわからない年代になりましたが、倒れてMRIに知らぬ間に入れられたら、アイマスクを持参しているわけありませんから目が覚めたときにまたパニックになりそうですよね。出来ることならMRIを使う頭の病気で倒れることはないことを祈ってます。(笑)

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