周りの人の助けがあってパニック障害を乗り越えられた 男性 38歳 D.S.さん

IT関連業に勤めて14年になります。

社会人2年目(2003年)のときにパニック障害を発症し、これまで幾度もパニック障害を起こしましたが、周りの人たちの助けもあり、無難に今の仕事を続けられています。

パニック障害はつらいですが、心の持ち方を訓練することで乗り切れると思いながら生きています。

パニック障害になったきっかけ

私が今の会社に入社して2年目のときに昇格試験と題した論文作成がありました。上長や上位上長から散々手直しをされ、平日深夜残業し、かつ土日も返上して私も何度も書き直しているうちに相当ストレスがたまっていました。

なんとか論文を書き上げて通常業務に戻ったのですが、そのときの業務は医療関係のプログラム開発でした。

そのプログラムは医師が参考程度に見るためのものであり、人の生死に直結することはないのですが、なぜか自分は勘違いしていて「自分のプログラムに不具合があったら、もしかしたら人が死んでしまうかもしれない」という強烈なプレッシャーを感じながら開発をしていました。

当時の自分は判断力も注意力も無くしていたのでしょう。開発していたプログラムをうっかり削除してしまうというミスまでやらかし、そしてクリスマスイブの夜に突然パニック障害を発症しました。

突然夜中にこんな症状が起きた!

パニック障害を発症したその日の夜は、夜中の2時ころに突然目が覚めて、また目を閉じて眠ろうとすると、寝ているのに目が回る感じがしてきました。

そしてそのあと自分の頭の中に、なんともいいようがないほどの恐怖が押し寄せてきました。ふとした瞬間、「あ、頭が割れる!俺死ぬ!」と直感的に思い、頭を両手で押さえていると、激しい動悸、息切れ、吐き気、悪寒、あぶら汗、のぼせが同時に現れました。

その後、恐怖感はおさまっていきましたが、動悸や悪寒、のぼせは朝まで続きました。

食事中や電車の中でもパニック発作

当時は会社の寮に住んでいましたが、パニック障害が発症した直後は寮のご飯を食べに食堂に行くだけでものぼせや動悸などが出てしまっていました。

幸い、死の恐怖だけは起きなかったものの、すぐにでも夜と同じパニック発作が起きそうな状態でした。

発症してからすぐ心療内科を受診し、薬を服用しながらなんとか改善してきたものの、また業務が多忙になってきたときに電車の中でのぼせや動悸、あぶら汗、気持ち悪さが同時に現れ、途中駅で何度も下車しては再度電車に乗り、、、というのを繰り返していました。

あとは満員電車に乗ったときも同じ症状が出ていたので、満員電車をなるべく避けるようにしていました。そのほか、だいたい心に余裕が無いときにちょこちょこ出ていたと思います。

家族や周りの人に助けられた日々

当時付き合っていた彼女(今の私の妻)はもともとパニック障害経験者なので私のことを受け止めてくれました。また、パニック障害になったことを私は一切隠さず親や会社の上長に言いました。

母親は最初はびっくりしていましたが、両親ともに「無理しなくていいんだ。無理したって人生楽しくないぞ」と理解してくれました。会社の上長も理解を示してくれましたし、気遣ってもくれました。

実際のところ、パニック障害を経験したことがある人しか気持ちはわからないと思いますが、でも恥ずかしいことじゃないので隠さず言うことが大事かなと思います。

パニック症状を治すためにこんなこともやりました

パニック障害が出てすぐ病院にいって薬を処方してもらうことは当然ですが、それ以外では彼女が同じパニック障害をわずらっていた経験があり、彼女にいろいろと話を聞き、どうすれば対処できるか、何をしたらいいかをいろいろと聞きました。

気持ちを落ち着かせるような音楽を聴くとか、書店に行っては「マイペースでいいんだよ」みたいな本を買いあさっては読む日々でした。「俺は大丈夫。俺は大丈夫。リラックスリラックス」と唱えながら1時間以上散歩してみたりとかもしました。

今でもやっているのはアロマをかいでみたり、ハーブティを飲んでみたりすることです。ラベンダーの香りをかぐと、心が落ち着くし、グレープフルーツのような柑橘系の香りをかぐと、心のモヤモヤが晴れて元気な気持ちになります。

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