あがり症は性格じゃない!社交不安障害という病気です

人前に出ると緊張する、汗が出る、顔が赤くなる、そんな症状が出る人は少なくないと思います。

そういう性格だからしょうがないと諦めてしまっているあなた、もしかしたらそれは「社交不安障害」という病気かもしれません。

社交不安障害ってどんな病気?性格の問題じゃないの?

社交不安障害は、わかりやすくいうと「あがり症」のことです。ですが、多くの人が人前で何かをしようという場合、緊張してしまうものです。失敗したらどうしようと心配したりもするでしょう。

それは人間として普通のこととも言えます。では、単なるあがり症と社交不安障害の違いはなんでしょうか。日常生活に支障が出るほどのあがり症の場合、社交不安障害の可能性があります。

通常、人前で緊張してもしばらくすると落ち着いてきたりするものですが、社交不安障害の人は慣れるということがありません。そのため、人前に出ることを極端に避けるという回避行動をとるのです。

そうすることで、仕事でプレゼンができないため評価が下がるなどの支障が出てきてしまいます。重症になると、引きこもってしまう場合もあります。

社交不安障害の代表的な症状ってどんなものがある?

社交不安障害といっても、人によって現れる症状や行動はいろいろです。代表的な不安や恐怖は下記のような時に現れます。

  • 人前で話すのが怖いスピーチ恐怖
  • 字を書く手が震える書痙
  • あいさつするのも怖い対人恐怖
  • 電話に出るのが怖い電話恐怖
  • 人前で食事ができない会食恐怖
  • 人に見られるのが怖い視線恐怖
  • 人が近くにいるとできない排尿恐怖
  • お腹が鳴るのが怖い腹鳴恐怖
  • 顔が赤くなるのが恥ずかしい赤面恐怖
  • 緊張して汗が止まらない発汗恐怖
  • お茶出しの手が震える振戦恐怖

過去に出た症状を思い出し、同じような場面になると「またあの症状が出たらどうしよう」とさらに緊張してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。

社交不安障害は治療できる!SSRIが効果的

社交不安障害は性格の問題ではなく病気です。治療すれば治るのです。その治療方法でもっとも重要なものが薬物療法です。SSRIという抗うつ薬と状況や症状に合わせて用いる抗不安薬、β遮断薬が主流です。

社交不安障害が起こる原因は脳内物質がアンバランスになっていることがわかっているため、まずは薬物で脳内を正常化することが大事なのです。

もちろん薬物なので副作用がまったくないとは言えませんが、依存症のリスクはほとんどなく安心して服用することができます。

もう一つの治療は精神療法。認知行動療法が主流です

精神療法の中でも主流は認知行動療法と呼ばれるものです。不安に思う気持ちを減らして、思い込みや考え方のクセを正しい状態に直すことを目指します。

過去の失敗体験と同じ状況を回避するのではなく、否定的な考え方を変え、その現実に立ち向かい行動していくのです。

そうすることで、必ずしも悪いことが起きるわけではないことがわかり、小さな成功体験が積み上がり、自然と不安や恐怖の感情が減少していき症状が改善していきます。

大丈夫です。社交不安障害は治る病気です。もし、生きづらいと感じるのであれば、まずは医師に相談することをお勧めします。

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