不安障害は簡単に治らない障害なの?私の体験を話しましょう! 男性 64歳 H.D.さん

些細なつまらない事が気になって仕方がない。

心配になると居ても立ってもいられなくなって喉が詰まりそうな恐怖感が襲ってくる。

満員電車に乗ってしまうと、オシッコを漏らしてしまうんじゃないかと異常に不安になる。そして次の駅で降りてしまう。

ビルの窓際に行くのが怖い。なぜなら自分が飛び降りてしまうかもしれないから。もっと色々ありました。これは私が経験した不安のほんの一部です。

なぜ不安障害になったのか?後になって分かった原因

私はもう60歳を過ぎてしまいましたが、10代後半から30代の頃まで、何度かこんな不安な状態になりました。今から思うと、どれにも共通している原因が心の中の虚しさだったと思います。

10代の最初の不安は自分が望んで入った高校が期待外れで全然楽しくなかった事が原因でした。入学して半年で先ほどのような得体の知れない不安に襲われるようになりました。

そして20代から30代、会社に入ってからの不安は、自分の上司がとても良い?上司だったからです。不思議に思われるでしょうが、何かにつけて上役との間の壁になってくれて、自分は楽でいいけど、いつも心の中では自分の責任を果たし切っていないような気がしていたのです。

要するに心の不完全燃焼ですね。これが大きな原因でした。もっと自分はこうあるべきなのに、それが出来ていない。と言う心のジレンマです。

その時、家族や同僚に対してどうしたか

10代の時は両親と一緒に住んでいました。でも当時は今よりも遥かに精神的な不調には冷たく無頓着な世の中でしたから、親にそんな不安を訴えても「運動不足」と言われるだけで、あまり真剣に向き合ってもらえませんでした。

ただ、言える事はあまり心配されて病気扱いされるよりも、それが却って良かったという事です。会社に入ってからの時は、ただひたすら同僚や上司に分からないようにしていました。

同僚の中にも同じような悩みを抱える人が居たのは間違いないと思いますが、誰も表には出しません。悩む者同士のつながりもなく、それぞれ一人で闘っていたというのが現状でした。

得体の知れない不安や恐怖、そんなことを簡単に口に出せるものではありませんね。

不安と闘うために私がした事、役立った事

ある時お医者さんに、「今の若い人は頭ばっかり使わされるから可哀想だね。」と言われたことがありました。

要するに親が言っていた、「運動不足」です。人間はデスクワークで頭ばかり使っていると、精神的に不安定になりがちなのです。仕事で身体を動かすことが多い職場の人の方が精神的に安定しているという調査結果もありました。

人間は頭ばかり使ってしまうと頭が空回りしてしまうんです。と言っても、会社は簡単に変わるわけにはいきませんね。そこで私はもっと体をいじめて運動しようと、毎夜ランニングを始めると同時に団地のソフトボールチームに入りました。

そして家に帰ってからあお向けになって15分ほどゆっくり腹式呼吸することで、不安定な神経がずいぶん静かになることも覚えました。これはとても良く効いてそのままぐっすり寝てしまう時もあります。

今も考えすぎの性格はあまり変わりませんが、そのために不安に落ちる事は無くなりました。

不安障害とは?そして今のあなたに大事なものとは?

人はみんな一人ずつ違います。その性格を変えろと言われても無理ですよね。でも時には自分の長所が行き過ぎて裏目に出てしまうこともあります。

それが不安障害と呼ばれる状態です。決して特別な「障害」なんかじゃなくて、あなたの良い所が空回りしているだけなんです。不安や恐怖が高まる時は安定剤を使っても良いのです。

薬はゆっくり眠ったり落ち着いて考える時間を作るための杖です。よく眠ることは大事です。睡眠は疲れた神経を癒してくれます。今はネット社会で、同じような悩みを持つ仲間を探すことが出来ます。

そんな仲間と話せばきっとすごく救われるはずです。運動と睡眠と同じ悩みを持つ仲間を持つこと。これこそが今のあなたに一番大事な事です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ